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帰ってきた「櫻美たろう」

Nプロジェクトの小林です。
先日、2009年の「さくらびアートプロジェクト」でお世話になった、
長野市のデザイナー・太田伸幸さんとお会いしてきました。


太田さんは、さくらびのパンフレットやうちわといった広報物の制作に加え、
千尋先生と共同で『投票美』という作品も発表されていました。
折しも、世間は民主党の政権交替が実現した衆議院選挙の真っ只中。
そこで千尋先生を「櫻美たろう」という候補者に見立て、ポスターや映像などで美術教育の現状やそれに対する思いをストレートに表現するという作品でした。


普段は教えてくれる側の先生が自ら思い切りパフォーマンスをしている姿に、
ぼくたちのようなかつての教え子はもちろん、当時の櫻ヶ岡中学校の生徒のみなさんもとても刺激を受けていたことを覚えています。
この作品については、今になっても美術の先生をはじめとした何人かの方から問い合わせがあるそうで、太田さんは「一つの形にまとめて、みなさんの手に届けたい」と考えていたらっしゃったのでした。
紀子先生をはじめ、Nプロジェクトとしても太田さんと共同しながら、このお話を進めていければと考えています。
またこちらのブログでも紹介していこうと思いますので、続報にご期待ください!

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中平千尋の所信表明

こんにちは。

Nプロジェクトの小林です。

Nプロジェクトに関する資料のなかで、おそらく、もっともその中身を生々しく、色濃く伝えているのはきっと「ブログ」だと思います。中平千尋・紀子先生はもちろんのこと、「とがび」や「さくらび」に参加した中学生や卒業生、関わったアーティストなど、それぞれの思いや考察、叫びが綴られてきました。

「Nアーカイブ」の大切なコンテンツの1つとして、今、ブログのこれまでの記事を見返しながらバックアップをとっています。

そんな時に見つけた、一つの記事。今回は初代ブログから二代目ブログへの移行にともなって最後に掲載された、千尋先生の「所信表明」とも言える内容をご紹介したいと思います。


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「Nアーカイブ」プロジェクト始動!

こんにちは。

Nプロジェクトの小林稜治です。

な、なんとブログが変わって最初の投稿になります。どんなことから書き始めるべきか悩んだのですが、まずは目の前のことからお伝えしていこうと思います。

「とがび」がはじまったのが2004年。それから12年が経った今年から、中平千尋先生とNプロジェクトのアーカイブづくりをはじめていきます。

まずは、これまでに行ってきたアートプロジェクトの写真、ブログにアップされてきた文章、中平先生についての証言集など、これまでの10年を振り返る資料や言葉を収集。そしていずれはこの記録を公開して、卒業生や地域の人、美術教育に関わる人、アートを通じて何かをしたい人の「共通の知」になっていけばいいなと思っています。

さて、写真は中平先生ご本人が保管していた資料の一部。驚いたのは、想像以上に様々な資料がきっちりとファイリングがされていたことでした。「とがび」や「さくらび」、「くらやみ美術館」にまつわるもの、先生独自の美術教育のカリキュラム「Nスパイラル」のもの、なんと養護学校に勤務していた時の生徒作品まで……。

奥さんの紀子先生にお話を聞いてみると、千尋先生は癖のように普段からこまめに資料をまとめていたそうです。これはぼくにとっては、千尋先生の知られざる一面。

先生が亡くなってから、こうしてアーカイブの動きがはじまったことも、なんだか偶然ではないような気がします。

まずはこの資料の山に分け入ることからはじめていきます。

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